mint (html file generator) Manual

last update: 2 May 2002

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表記方法



ここで、特殊な文字の表示の仕方や改行など、mintのソースファイルの表記方法についてまとめてみます。
10.1 特殊文字
mintのソースファイルを書く際に、いくつか注意しなければならない文字や文字列があります。


10.2 スペースを含む文字列
ドキュメントモードでマクロのパラメータを指定する場合や、 コントロールモードで%replaceコマンドを使用する場合に、 単語ばかりでなく、スペースを含む文字列が書きたいときもあるでしょう。

そのような場合には、指定したい文字列をダブルクォーテーション(")で囲んで指定して下さい。


%replace COMMAND "find /home/user/lib | grep tar"

%macro image IMAGE TITLE
<CENTER>
<IMG SRC="IMAGE">
<BR>
<U>TITLE
<BR>
</CENTER>
/%macro


<%doc words.html>

;
; HTMLファイルでは、文字列COMMANDは
;  "find /home/user/lib | grep tar"に置き換えられる。
;
<%comannd>
COMMAND
>ram.tar.gz
>tm.tar.gz
</%command>

; マクロimageの第二パラメータ:TITLEには
; "私の  画像 データ です"
;という空白交じりの文字列が代入される。

<%image myimage.gif "私の  画像 データ です">

</%doc>

スペースを含む文字列の指定方法


一方、<%title>コマンドや<%section>コマンドなどで スペースを含む文字列を使う場合、ダブルクオート(")で囲む必要は ありません。

なぜ、%replaceコマンドやマクロでは文字列をダブルクォーテーションで囲まなければならず、 <%title>コマンドや<%section>コマンドなどではその必要がないのでしょう?

答えは、%replaceコマンドやマクロは一つ以上のパラメータをとる可能性があり、 <%title>コマンドや<%section>コマンドなどはひとつのパラメータしか とらないからです。
例えば<%title>コマンドにスペースでいくつかの文字列に分断されたタイトルを指定しても、 そのすべてがタイトルであるとわかりますので、いちいちダブルクォーテーションで 囲む必要はありません。
10.3 改行
文書を書いていて、改行をしたい場合や段落を変えたい場合、 デフォルトでmintは:

ようになっています。

しかし、好みの問題としてたくさんの空白行を入れたソースファイルを 書きたいという人や、 論理的な段落毎に大きな空白を入れたいなどの要求も発生してくることでしょう。

そこで、mintは改行や新しい段落にするための空白行をユーザが指定することができるように なっています。
具体的には%defineコマンドを使って設定値を変更します。
以下に各設定値をまとめます。



%define CR 3

%define newparagraph 5

<%doc CR.html>
以下の3行の空白によって、HTMLファイルでは改行が行なわれる。
つまり、この文章の末にHTMLの<BR>コマンドが挿入される。



以下の5行の空白によって、HTMLファイルでは、この文章と下の文章の間に
HTMLの<P>コマンドが挿入される。





それでは、4行の空白ではどうなるか?
答えは、改行のみ行なわれる。


</%doc>

改行などの変更例



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