mint (html file generator) Manual

last update: 2 May 2002

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マクロ



mintはかなり早い時期にマクロをサポートしました。
これにより、何度も使う表現をマクロとして定義し、繰返し文書中で使う事が出来ます。

11.1 マクロの定義方法と使用方法
マクロの定義は、コントロールモード中で行ないます。
例として、画像を表示するマクロimage1を定義してみましょう。 マクロimage1はパラメータIMAGEとして画像データを指定するようにします。 パラメータには適当な文字列を選べます。

%macro image1 IMAGE
<CENTER>
<IMG SRC="IMAGE">
</CENTER>
/%macro

マクロの例: image1


このマクロimage1をドキュメントモード中で使ってみましょう。

<%doc macro1.html>
以下に私の画像データを表示します。
<%image1 myimage.gif>
</%doc>

マクロimage1の使用例


このようにマクロを定義した後は、ドキュメントモード中で新しいコマンドのようにマクロimage1を 使う事が出来ます。

11.2 パラメータの与え方
次に、パラメータの与え方について少し説明しましょう。 上に定義したマクロimage1を拡張して、表題付きのイメージを出力するマクロimage2を 定義してみましょう。 ここでは2つのパラメータ:"IMAGE"と"TITLE"を指定するようにします。

%macro image2 IMAGE TITLE
<CENTER>
<IMG SRC="IMAGE">
<BR>
<U>TITLE
<BR>
</CENTER>
/%macro

マクロの例: image2


マクロimage2をドキュメントモード中で使ってみましょう。 マクロ定義時に指定したパラメータに、具体的なパラメータ値を書き込みます。

<%doc macro2.html>
以下に私の画像データを表示します。
<%image2 myimage.gif "私の  画像 データ です">
</%doc>

マクロimage2の使用例


内部動作: パラメータには任意の文字列を使うことができ、パラメータ数にも制限がありません。
mintはマクロの定義を読み込むと、マクロの内容とともに、 パラメータとして指定された文字列:この場合には"IMAGE"と"TITLE"、 を記録しておきます。
実際にマクロの内容を展開する時には、定義された内容を書きだすのですが、 そのとき、マクロの定義中にパラメータで指定された文字列があると機械的に 実際に指定されたパラメータ値に置換します。
例えば、この場合は、"IMAGE"を"myimage.gif"に、 "TITLE"を"私の 画像 データ です"に置換して表示します。

上記のようにパラメータ値に一語以上、もしくは空白を含む文字列を指定したい時には、 ダブルクオート(")で文字列を囲んで指定します。


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