■1-01■ MySQL(TM)とはMySQLとはMySQL(TM)はオープンソースのデータベースシステムで、次の特徴があります(補足 1)。* MyISAM,InnoDB,BDBなど、複数のテーブル型をサポート * 日本語文字コード(EUC_JP, SJIS)やユニコード(utf8,ucs2:バージョン4.1から)を含むマルチバイト文字コード対応 * ODBCによるアクセスが可能 * 多数のコンピュータ言語 (C,C++,Eiffel,Java(JDBC),Perl,PHP,Tcl,Python,Ruby)によるアプリケーションからアクセスが可能 * Linux,FreeBSD,Solaris,AIX,WindowsNT/2000/XPを含む多数のOS上で稼働 * GPL2とFPL(MySQL Free Public License)のデュアルライセンス方式 検索サイト`Yahoo!'をはじめ、MySQLは多くのサイトのバックエンドデータベースとして稼働しています。 歴史MySQLの先祖は、1979年にスウェーデンのTcX DataKonsult社(以下TcX社と略す)でMichael "Monty" Widenius氏が開発した`UNIREG'というデータベースです。 MySQL自体の開発は1994年にUNIREGをベースとしたWEBシステムのバックエンドDBとして始まり、1995年5月にMySQLバージョン1.0が完成しました。この段階ではTcX社内でのみ使用されており、一般に公開されたのは1996年のことです(当時はTcX社独自ライセンス)。 以降、TcX社を中心に開発が進められていましたが、2000年に開発の中心人物であるMonty氏とDavid Axmark氏がMySQL社(MySQL AB)を設立してTcX社から独立し、ほぼ同時にライセンス形態がTcX社独自ライセンスから、GPL2(GNU General Public License version 2)かFPL(MySQL Free Public License)のいずれかを選ぶ形態に変更されました。 何度かライセンスの修正が行なわれユーザが混乱しましたが、2006年10月、製品ラインナップが非商用(GPL)版のMySQL Community Serverと商用(商用ライセンス)版のMySQL Enterprise Serverに分かれ、それとともにライセンスの混乱も収束しました。 2008年2月、MySQL社はSUNマイクロシステムズに買収され、同社の一部門となりました。 買収から1年あまり経た2009年2月の段階で、創業者のMichael "Monty" Widenius氏、MySQL ABの元CEOであったMartin Mickos氏が相次いでSUNを退職しました。 2009年4月、SUNマイクロシステムズがOracleに買収され、MySQLはOracleのものとなりました。 リリース状況MySQLのバージョン番号はコンマで区切った3つの数字からなり、最初の2つがメジャーバージョン、末尾がマイナーバージョンです。 例えばMySQL 5.1.30はメジャーバージョンが5.1、マイナーバージョンが30です。 MySQLは複数のバージョンが並行して開発・保守されています。2009年5月現在、4つのバージョン(6.0, 5.4, 5.1, 5.0)が公開されており、さらに旧バージョンである4.1もメンテナンスされています(【表.1-01】参照)。
サポート期間には「アクティブライフタイム期間」と「延長ライフタイム期間」の2種類があります。
ライセンスMySQLのライセンスはCommunity Server(GPL)かEnterprise Server(商用ライセンス)かで異なります。個人やWEB系企業で利用する場合GPLのはCommunity Serverで問題ないでしょう。WEB上の情報源MySQLに関する情報源を示します。(1)MySQLのホームページ http://www.mysql.com/ (英語) (2)日本のMySQLユーザ会のホームページ http://www.mysql.gr.jp/ (日本語) 補足(1)MySQLは``My Ess Que Ell''と発音します。 |