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Copyright @ 2009, Suzuki Hironobu @ InterDB


■1-02■ PostgreSQLの概要


PostgreSQLの機能


【表.1-2】にPostgreSQLの主要な機能をまとめます。


表.1-2 PostgreSQLの機能
機能 説明
スキーマ バージョン7.3から
データ型 SQL92,99準拠のデータ型の他に、独自データ型(幾何データ型、ネットワーク
アドレスデータ型)をもつ。
配列も利用可能
SELECT文 副問い合わせ、テーブルの結合(INNNER JOIN, OUTER JOIN)、問い合わせの結合
(UNION, INTERSECT, EXCEPT)、CASE文、GROUP BY、HAVING、DISTINT、ORDER BY
制約 PRIMARY KEY(主キー)制約、UNIQUE(一意性)制約、FOREIGN KEY(外部キー)制約、CHECK制約
定義 ユーザがデータ型、ユーザ演算子、関数を定義できる
ラージオブジェクト ラージオブジェクト(LOB: 画像データ、音声データなどのバイナリデータ)
を利用可能
ストアドプロシージャ PL/pgSQLによるストアドプロシージャをサポート
トランザクション 隔離レベルとしてREAD COMMITTEDとSERIALIZABLEをサポート
トリガ トリガをサポート
ロック 行ロックとテーブルロックをサポート。ロックレベルは8レベル
カーソル カーソルをサポート
マルチバイト文字の扱い 日本語を含む各種マルチバイト文字を利用可能
データベースのダンプ/リストア データベース稼働中にバックアップできる(ホットバックアップ)。
ダンプとリストアを行うツールが準備されている(差分バックアップはできない)
クライアントインタフェース libpgライブラリによるアプリケーション作成。JDBC,
ODBC対応。Perl, PHP, Rubyなど主要なスクリプト言語からアクセス可能
認証 パスワード認証、Kerberos 認証などをサポート
外部との接続 SSHトンネリング、SSLでの接続可能

次に示すのは、主要な市販データベースシステムがサポートし、PostgreSQLがサポートしていない機能です。

・差分バックアップ
・レプリケーション
・クラスタリング
・RAWデバイスの利用


制限

【表.1-3】にPostgreSQLの制限をまとめます。


表.1-3 PostgreSQLの制限
項目 制限
データベースの大きさ 無制限
テーブルの大きさ 最大16[Tbyte]
テーブルの行数 無制限
テーブルの列数 最大1600。データ型に依存
1列の大きさ 最大1[Gbyte]
インデックスの大きさ 無制限

ここで`無制限'とは、PostgreSQLが制限を設けていないということであり、現実的にはOSやハードウエアのスペックに制限されます。
次の制限は、変更可能です(表1-4)。

63文字
表.1-4 変更可能なPostgreSQLの制限
項目 制限 説明
識別子の文字長 テーブル名などの最大文字長は63。バージョン7.2までは31。
同時接続するクライアントの最大数 実行時パラメータmax_connectionsに設定。デフォルトは32 この値を大幅に増やすには、メモリなど充分なカーネル資源が必要。

稼働するプラットフォーム

表1-5にバージョン7.3が稼働するプラットフォームとプロセッサの一覧を示します。

表1-5 PostgreSQL 7.3の稼動するプラットフォームとプロセッサ一覧
プラットフォーム プロセッサ
AIX RS6000
BSD/OS x86
FreeBSD Alpha, x86
HP-UX PA-RISC
IRIX MIPS
Linux Alpha, PlayStation 2, PPC74xx, S/390, Sparc, x86
MacOS OS X PPC, x86
NetBSD arm32, x86
OpenBSD Sparc, x86
SolarisSparc, x86
Tru64 UNIX Alpha
Windows2000/NT/XP x86

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