MD5

メッセージダイジェストを計算するソフトです。

2.1 ソフトの入手

例えば以下のサイトから入手できます。

ftp://ftp.aist-nara.ac.jp/pub/Security/tool/md5/MD5.tar.Z

2.2 インストール

コンパイルはmake一発です。

"MD5.tar.Z"を展開するとそのままカレントディレクトリにファイルを展開してしまうので、予めMD5用の作業ディレクトリを作っておきます。

% cd /$Work
% mkdir md5

作業ディレクトリ$Workは任意のディレクトリです。

次にディレクトリ./md5に移動し、uncompressとtar, makeを実行します。

% cd $Work/md5
% uncompress MD5.tar.Z
% cat MD5.tar | tar xvf -
% make

Pathの通ったディレクトリ、例えば/usr/local/binなど、にコピーします。

% cp md5 /usr/local/bin

2.3 使い方

例えば"tcpwrappers7.6.tar.gz"のMD5値を計算するには以下のようにします：

% md5 tcpwrappers7.6.tar.gz
MD5 (tcp_wrappers_7.6.tar.gz) = e6fa25f71226d090f34de3f6b122fb5a

ここで得られた値と、たとえばCERT/CCで公開されている"tcpwrappers7.6.tar.gz"の MD5の値を比較して入手した"tcpwrappers7.6.tar.gz"がオリジナルか否か、トロイの木馬が仕掛けられていないかどうかを判断することができます。

2.4 参考文献
以下にMD5に関する記述があります。

・UNIX MAGAZINE 99.2 UNIX Communication notes ネットワーク管理(12) (p.p.14-21)
・UNIX MAGAZINE 99.1 プログラミング・テクニックワンタイム・パスワード (p.p.59-67)

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